【INC April 25位 レート1879】極限黒バドビート

こんにちは、今回は4月の予選で使用した構築を紹介していきたいと思います。

・構築経緯
3月にランクマでマッチングしたマッスルさんのトルネオーガの並びが気になったので真似て使用していたところ、トルネロス強さに気付きました。このポケモンはおいかぜだけでなくこごえるかぜによるS操作も可能なため、おいかぜを使うターンをズラすことが出来ます。またこごえるかぜの氷打点が単純に強く、ダイマックスすればダイジェットも撃つことが出来る、など破格の性能をしています。カイオーガが個人的に使い辛いと感じたため、別の伝説ポケモンを入れたトルネロス入り構築を色々試していました。
まず初めに試したのがグラードンです。感触は悪くなかったのですが、追い風+グラードンの組み合わせのシナジーがそもそも微妙で、従来のグラザシメタに抗える訳でもなかったので解散しました。しかしこの時に使っていた珠ダイマエレキ、ザシアントルネロスの3体がかなり強かったのでこの3匹を中心に構築を考えようと思いました。
この3体で重い構築、ポケモンを考えた際に真っ先に思いついたのがグラザシ、レジエレキだったので4枠目には自然とランドロスが入ってきました。追い風ミラーにもそこそこ強いポケモンなのでいいチョイスだったと思います。流石に伝説枠を決める必要があるので、5枠目は上から縛られることが少なく、トルネロスを出さない選出をしても活躍しやすい黒バドレックスを採用しました。この5体だけだと対グラザシとパルバドがまだ怪しかったので、6枠目はそれらに強めで他のどんな構築に出しても腐りにくいガオガエンを採用しました。

・個体紹介
ザシアン@朽ちた剣

性格:いじっぱり
実数値:199(252)-220(76)-135-×-135-191(180)
技:きょじゅうざん/じゃれつく/せいなるつるぎ/まもる
技構成は「〇〇があればな〜」みたいな状況に一番なりにくい3ウェポン守る、配分は大体の攻撃を耐えられるようにH252振り、素早さは数が多そうな186より気持ち速めで、最低限のAを確保しました。

バドレックス@こだわりメガネ

性格:臆病
実数値176(4)-×-100-222(252)-120-220(252)
技:アストラルビット/ワイドフォース/サイコショック/スピードスワップ
カエールさんがよく使っていた眼鏡黒バドをパクって使いました。眼鏡黒バドの長所は、当たり前ですがその火力です。少しでも削れたポケモンは大体エサにできます。本番はアスビのPPを増やし忘れていたのですが、アスビを5回撃つ頃には相手の盤面が焼け野原になっていたので特に影響はなかったです(レンタルはPP増やしておきました)。技構成はアスビとワイフォ以外はあまり打たないので正直なんでもいいですが、リザードン、ザシアン等より速いランドを作るためのスピスワ、Bが低いポケモンに刺さりそうなサイコショックを採用しました。他の候補としてはS操作が出来てダイマした時にダイアースが打てるマッドショットがいいと思います。アスビが霊打点なので受け辛く、猫騙しが効かなくて倒せば火力が上がるスカーフオーガみたいなポケモンです。早くBANされろ

レジエレキ@命の珠

性格:控えめ
実数値:159(28)-108-81(84)-167(252)-71(4)-238(140)
配分意図
 H-B:244ザシアンの巨獣+珠ダメ耐え
 S:余り、スカーフオーガなど抜き
技:ライジングボルト/エレキネット/とびはねる/まもる
ダイマアタッカーその1
お馴染みのダイマ特化型レジエレキです。珠ダイサンダーの火力は圧巻でH252ザシアンすら高乱数で葬ってしまいます。このルールは電気技の一貫を切りにくいためダイマエレキが刺さる場面がかなり多かったです。今回は珠で使いましたがダイアークが撃てて対カイオーガに安定するチョッキも強いと思います(ガオガエンへの削りとポリ2への打点が弱くなるのは難点ですが)。

トルネロス@気合の襷

性格:臆病
実数値:155(4)-×-90-177(252)-100-179(252)
技:エアスラッシュ/こごえるかぜ/おいかぜ/まもる
この構築のS操作の要。襷で耐えてこごえる風を撃ってから追い風して退場するのがめちゃくちゃ強いです。飛行技は安定感を求めてエアスラにしました。暇な時に撃って怯ませるのが強かったです。襷ですが結構ダイマックスさせました。

ランドロス@白いハーブ

性格:陽気
実数値:165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)
ダイマアタッカーその2
最初剣舞は上振れ技の域を出ないと思っていましたが、試しに使ってて刺さる場面がかなり多かったのでそのまま採用。やはり特有のタイプと特性が強いです。思い返せば剣盾を通して一生ランドロス擦ってました。

ガオガエン@シュカの実

性格:しんちょう
実数値:202(252)-136(4)-121(84)-×-143(156)-82(12)
配分意図 
H-B:シュカ込みで意地珠ランドロス(威嚇なし)のダイアース最高乱数以外耐え
H-D:控えめディアルガの珠ドラグーン(ときのほうこう媒体)最高乱数以外耐え
技:フレアドライブ/猫騙し/捨て台詞/バークアウト
誤魔化しの鬼ポケモン。選出に困ったらこいつ出しとけば大体活躍してくれます。特にドラゴン禁伝相手にはほぼほぼ選出してました。

・選出
基本選出
先発:
後発or
先発のザシアントルネに削りとS操作を任せて裏のダイマエース+黒バドで全抜きする選出です。体感5割くらいこれを投げてました。

対グラザシ
先発:
後発:
このマッチは残数有利を取れるかどうかがカギで、残数有利を取って威嚇サイクル+ザシアンで詰めるのが基本です。グラードンが硬すぎて黒バドを通すのは難しいので削りを入れる為ののポケモンとして認識しておきましょう。処理優先度はリザ>ガエン>ロンゲ>その他です。スピスワダイロックでリザードン56してました。

対パルバド
先発:
後発:
トリル要因を落とすことが最優先です。処理できなさそうな場合は黒バドでトリル要因を削りながらエレキをガエンにバックしたり、初手エレキダイマで残数有利をとりつつエレキフィールドを貼ってバレルを無力化します。仮にトリルされても1回目は大体枯らせるので2回目のトリルを絶対に貼らせないように注意しましょう。

対黒バドミラー
先発:
後発:
先発で相手を削って黒バドで全抜きします。追い風とエレキのダイジェットがあるので同速対決のせいで負ける試合はありませんでした。

対追い風ミラー
先発:から一体
後発:+上3体から1体
初手でこごかぜと合わせてエルフーンを集中する動きが結構強いので選択肢に入れておきましょう。出し方、立ち回りが相手の並びによってめちゃくちゃ変わるので慣れが必要です。

対オーガザシアン
先発:
後発:
取り巻きにもよりますがそこそこ不利寄りなマッチです。基本的にエレキの攻撃をオーガに通せるかのゲームになります。先発ロンゲオーガで来た場合何かしらエレキにアクションを起こしてくると思うのでエレキダイウォールザシアン巨獣斬でロンゲを落とします。ロンゲが襷持ってたらエレキ2連ダイウォールを気合で決めます。

パターン1
先発:or
後発:or
基本的にランドとザシアンでイベルを削って黒バドで詰めます。
パターン2
先発:
後発:
ダイマエレキと黒バドでゴリ押して勝ちます。エレキは後発から出した方が強いです。
どちらのパターンでも不意打ちがない場合そこまで不利ではありません。逆に言えばあるとキツいです。

最後に
3月後半〜4月にかけて無理やり時間作ってポケモンしてたので結果を残せて嬉しいです。ただ、全国大会への出場は辞退させて頂きました。理由の4割ぐらいは大学生活が忙しいから、残りはポケモンを楽しんでプレイすることが出来なくなったからです。このルールにイマイチ適合できず、毎回ピリピリしながらポケモンをやっていたので疲れてしまい、やりたいとも思えなくなってしまいました。こんな状態でポケモンをやってもこの先勝てないと思ったので、一旦休止することにしました。
これから使う構築が全く定まっていない方にこの記事が少しでもヒントになれば幸いです。最後まで御覧いただきありがとうございました。